やらなければいけないと分かっていながらも、どうしてもやる気が出ないときや気が乗らない時ってありますよね?
当初はどれだけやる気に満ちあふれていても、途中経過で落ち込んだり、消極的になったりする時は誰にでもあります。
しかし一時の感情に流され、せっかく頑張ってきたことを投げ出してしまうのはもったいないことです。
今回はそんな時の対処法を紹介します。
やる気の源は?
ほとんどの人がやる気が出るタイミングはほぼ決まっています。
それは一生懸命頑張ったことが結果に表われた時、つまり達成感を味わった時です。
仮にあなたがサッカー部に所属しているとします。
頑張って練習してきた甲斐もあり、試合でライバル校に勝つことができれば、間違いなくうれしいという気持ちになりますよね。
まさか試合に勝って悲しい気持ちにはならないでしょうし、勝つためにこんな努力しなければ良かった、などと思わないはずです。
むしろ次の試合にも勝てるように、より一層頑張ろうという気持ちになるのではないでしょうか。
このように人が頑張るモチベーションを上げる際に効果的なことは、頑張っていることに対して成果が出ている時です。
この状態になれば、自分に自信を、持つこともでき、成果を出すためにもっと頑張ろうとなるはずです。
では逆に、なかなか成果が出なければどうでしょう?
僕も経験ありますが、一生懸命頑張っても結果が出ない、しかもその状態が思いのほか続くことってあります。
最初はその逆境を打破しようと頑張っても、好転しない状態が続くと段々自信がなくなってきます。
やってても意味があるのか?
そもそも努力の方向性が間違っているのでは?
自分には向いていないのでは?
など、気持ちがどんどんネガティブな方向に向かいます。
こうした状況は頑張っている人には必ず訪れる試練なので、もちろん乗り越えないといけない壁なのですが、頭では分かっていてもなかなか体がついてきてくれません。
スランプを脱出するには?
こうなると何もかもが悪循環で、空回りする可能性が大です。
人は努力量以上に、気持ちの持ちようが重要です。
心に余裕があれば短時間でも成果が出せるのに、余裕がなければ人の何倍も時間をかけても大した結果が出ないなんてことは本当によくあることです。
人は心に余裕がないと判断を誤る生き物です。
こうしたスランプに陥った時は、いっそ離れてしまうことオススメします。
離れてみてから気づくこと
真面目で一生懸命な人ほどこのような悩みを持ちます。
特に受験直前になると不安やプレッシャーからこのような悩みで頭がいっぱいになる人もいます。
どうすれば良いか?と相談を受けたら、あえて僕は「じゃあ、いったん勉強から離れてみようか」と提案します。
「勉強を一切せず、自分の趣味や好きなことに思う存分熱中してごらん」
こう提案すると、子どもたちはビックリします笑
ただ、心が荒んだ状態で続けても、決して成果は出ません。
ガス抜きや休むことも大切なことです。
とりあえず数日かかってもかまわないから、勉強のことは忘れてみよう、と説得します。
意義を述べた後、とりあえず勉強から離れた生活を一日送ってみると、少し気持ちは回復します。
しかし真面目な子ほど2日目となると、だんだんそわそわし出します笑
「こんなことしてていいのだろうか?」
罪悪感のような感情が芽生えます。
そして三日目ともなれば気づけば机に向かっています笑
ここで子どもは気づきます。
受験勉強そのものがストレスになっているように感じていたけど、受験勉強をしないことはそれ以上にストレスになるということに。
むしろ受験勉強をすることが、ストレス発散になっていたということに。
結局受験勉強そのものが苦痛というよりも、成績を含め、「自分の思い通りに進まないこと」、そして「先の見えない結果が不安なこと」
大きくはこの2点がストレスの元凶なのです。
しかしこれは勉強に限った話ではありません。
思い通りにいかないことにストレスを感じるのは、何より目標に向かってあなたが頑張っている証拠です。
先が不安になるのも、良い結果を出したいと心から願い、あなたが頑張っている証拠です。
結果よりも大切なこと
社会では結果が全てとよく言われます。
確かにそれはその通りなのですが、結果に行き着くまでのプロセスに確かな努力が行われていれば、それは必ずその人の財産になります。
仮にうまくいかなかったとしても、何がいけなかったのか、振り返ることができます。
その振り返りを他のことに生かせば、別のことで今度は大成功を収めることができるかもしれません。
残念ながらどれだけ頑張ってもそれによって良い結果が出るか否かは、やってみないと分かりません。
将来どうなるかは、誰にも分からないのです。
けれど、だからこそ努力に価値はあるし、人生はおもしろいと思うんですよね。
仮に、「あなたの未来は決まっていて、高校は~高校に行くことになっている」と決まった未来を示されてしまったら、努力なんてしないでしょう。
だってどれだけ頑張ろうと未来が決まっているんだから。
頑張っている人は皆、先の見えない未来をよりよくしたい、夢を叶えたい、目標を達成したい、など、決まっていない自分の未来を作るために努力しているのです。
そう考えると、今悩み、その悩みを持ちながら一歩でも前に進めるように頑張っているあなたは素晴らしいです。
必ず今のその悩みながら進む努力をするあなたが、未来のあなたを助けてくれる時が来ます。
まとめ
頑張っている人ほど不安に襲われてやる気を一時的になくすことがあるのは当然のことです。
そんな時はいっそ離れてしまうことがオススメと話しました。
先述したことにプラスで言えば、そうすることで自分自身を守ることにつながるし、凝り固まった考え方が柔らかくなるきっかけにもなるでしょう。
どうか肩肘張らずに頑張って下さい。
一生懸命頑張った上で出てくる結果や進むことになる将来の道は、必ず皆さんにとって大きな意味を持ちます。
せっかく頑張っているんだから、明るい未来を期待しましょう。
未来のあなたが笑顔で前に進んでいますように。。。
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