元嫁と結婚することになった時、まさか自分が離婚することになるとは思いませんでした。
きっと世の夫婦は皆同じ感覚で結婚するのでしょう。
まさか離婚する前提で結婚する人なんていないでしょうし、結婚当初は離婚なんて自分には無縁の話、と考える方がほとんどだと思います。
中には夫婦生活が辛いけど、我慢してその生活を続けている人が多いと思います。
「子どものために」
「離婚したら金銭的に不安」など様々な理由で今の生活を維持する努力をされている方が多いと思います。
それ自体は素晴らしいですし、結婚生活をリタイアした私からすれば尊敬に値します。
しかし、一方自分がこうなったからこそ、過度な我慢もどうかと思うのです。
一度しかない人生、何のために生まれたのか分からないような我慢で残りの人生を終えるのか、考えるきっかけにしてみてもいいのではないでしょうか。
元嫁と離れるまで
僕には二人の娘がいます。
次女が生まれた時がめちゃくちゃ精神的にしんどい時期でした。
ちょうど仕事で管理職になりたての頃で、仕事も大変な上、子育てに追われる元嫁がストレス発散に散在するようになり、公私ともに悩みがつきませんでした。
ここでは詳しく述べませんが、仕事でも常に誰かに見張られ、あら探しをされているような感覚で、本当にあの頃の自分はどうかしていたと思います。
根が小心者なので、休日も仕事のことが頭から離れず、常に不安な気持ちでいました。
そしてこの原因は全て仕事のストレスと思い込んでいました。
数年前に転機が訪れます。
色々あり、娘を連れて実家に避難しました。
もう当時の元嫁は私の手には負えず、娘の身を守るためにも半ば逃げるよように実家に助けを求めました。
しかしそんな時でも、元嫁と離婚することは考えていませんでした。
今思えば一種のマインドコントロールですね笑
よくそんなひどい人とは別れたらいいのに、と言われる人がずるずると別れられず、現状維持みたいな話をよく聞きますが、私にはその気持ちがよく分かります笑
結果、これを機に夫婦関係の修復は不可能なまでに関係は悪化し、そのまま弁護士を交えて争うこととなりました。
離れてみて気づいたこと
これまで以上に娘の世話に注力する時間が増え、早朝から娘を保育園に送り、帰宅は終電というハードな日々を強いられ、休日は法律事務所で弁護士と打ち合わせ、と大変でした。
しかし驚いたのは、そんな大変なことよりも、元嫁と離れたことで心が軽くなったことです。
これは自分でも驚きました。
こんな大変な状況だったのに、元嫁から解放されたという安心と喜びの方が遙かに大きかったのです。
仕事に関する不安なども嘘のように消えました。
その時にようやく気づきました。
積年の自分の不安やストレスの大部分は元嫁が原因であったということに。
離婚調停が終わるまでは大変でしたが、娘と3人で休日にお出かけしたり、平日休みの日は近くの公園で遊んだり、本当に幸せな日々でした。
正直元嫁と一緒に住んでいる時は、休日が近づくにつれ、憂鬱になっていました。
休日を、迎えるくらいなら仕事をしている方がマシ、なんて思考回路だった当時の自分は相当追い込まれていたと思います。
第2の人生
元嫁と離婚した時点で30代も半ばでしたが、今まで我慢をしてきた鬱憤を晴らすかのように、色んなことを体験しました。
ジムに通ったり、読書に没頭したり、簿記やお金の勉強を始めたり、映画やドライブを楽しんだり。
まさか30代も半ばを迎えて人生の楽しさを再認識できるとは思いませんでした。
今ではこんな自分のことを理解してくれる良いパートナーを見つけることもでき、再婚して4人で幸せに暮らしています。
離婚することになった時は、人生で大きな過ちを犯してしまったような気になっていましたが、今の幸せを考えると、本当に英断だったと思います。
まとめ
離婚を勧めているわけでは決してありません。
しかし、本当に生きるのが苦痛なほど結婚生活に悩んでいるのであれば、自分の幸せを大切にする手段として、いっそ別々の道を歩くということも決して間違った選択ではないと考えます。
ご自身の幸せとは何か、ぜひ一度検討してみて下さい。
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