入試問題はパターン化されている!
「英語が大の苦手」
「何をすれば点数が上がるか分からない」
このような悩みを持ち、英語の勉強に対して消極的になる生徒を何人も見てきました。
しかし英語は正しく努力を重ねれば、誰でも確実に点数アップが期待できる教科です。
その理由が、見出しにあるように「多くの問題はパターン化されている」ということです。
高校入試では頻出の、いわゆる書き換え問題を例にあげてみましょう。
例題1 上の文とほぼ同じ意味になるように( )に適切な語を入れなさい。
Let’s go on a picnic.
( ) ( ) going on a picnic?
いかがでしょうか?答えはすぐに分かりましたか?
答えはHow aboutです。
ちなみにこの書き換えでは、他にShall we, Why don’t weもセットで覚える必要があります。
これは非常に代表的な書き換えのパターンの一つで、4つをセットで覚える必要があります。
もう一題いきましょう。
例題2
Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
Mt. Fuji is ( ) than ( ) other ( ) in Japan.
さあ、答えは分かりましたか?
左から順に、higher, any, mountainです。
有名な富士山構文です。
そして難易度によりますが、この書き換えのパターンは他にNo other~から始まる表現も覚えるべきです。
このように、多くの問題はパターン化されており、こう聞かれたらこう答える、という型が大体決まっています。
書き換えに特化した問題集を一冊完璧に仕上げれば、実際受験会場で「こんな問題見たことない」なんて問題に出くわすことはほぼなくなります。
もしそんな問題が出たら、誰もが「見たことない」と同じ感想を持つ可能性が高いです。
同じ問題を何度もやり直そう!
そのため、英語は文法問題に特化するなら、10冊の教材を一通り行うより、1冊の教材を10回繰り返す方が効果は高いです。
たくさんの問題を解いてもそれが身につかなければ意味がありません。
身につけるために最も効果的な勉強は、「反復練習」につきます。
「覚えられない」という生徒は大体この反復量が絶対的に足りていません。
頭で覚えるのではなく、体が勝手に反応するくらいの練習量を目指しましょう。
まとめ
単純なことですが、この反復練習を徹底することで、必ず体に入試問題のパターンがすり込まれます。
見たことないような斬新な問題が入試に突如現われることはほとんどありません。
そういう意味で、ひねった問題の出しようがないという点でも数学などと違い、努力量がきちんと点数に反映される教科です。
あきらめずに毎日続けることが大切です。
ぜひ今日から実践してみましょう!
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