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暗記教科習得に効果的な勉強法

正しいやり方で行えば必ず成績は上がる!

では、本日は少し具体的な勉強方法について見ていきます。この勉強方法は英語に限らず、暗記科目の勉強にはどれも活用可能な方法なので、受験勉強に限りません。ぜひ取り入れてみて下さい。

どの時間帯でやるべきか?

暗記科目の勉強は、どのタイミングでやるかが重要です。結論を言えば、「人によって異なる」です。全く答えになっていませんね笑もう少し具体的に述べると、人には集中できる時間帯と、だらけてしまう時間帯があります。例えば僕は午前中が最も頭が冴えていて集中でき、夕方くらいになると一時的な睡魔に襲われて、意欲やモチベーションが低下します。基本的に集中できる時間帯は思考を要する理系科目の勉強に時間を充てるべきです。これは何となく分かると思います。集中できない時間帯に集中力が求められる理系の勉強が向かないのは当然です。逆に集中できない時間帯こそ、暗記科目の勉強に充てるべきです。一般的に、一つの用語を覚えるには、50回程度繰り返し書いて覚えることが重要とされています。騙されたと思って眠い時や集中できない時に、覚えたい用語をノートにひたすら50回書いてみて下さい。腕は疲れますが、確実にやっている内に目が冴え、気付けば集中力は回復していきます。このように、自分のことをよく知れば一日の中でどの時間帯にどの勉強を充てると良いかが見えてくるので、効果的に時間を使えるようになります。

書くだけでなく、声に出すことが効果的な理由

成績が上がらない子の勉強している様子を見ていると、ただ教科書を眺めているだけになっている人が非常に多いです。要は手を動かさず、見ているだけになっているのです。しかし残念ながら目で追うだけで多くのことがどんどん頭に入るほど、人の頭は便利にできていません。まずは覚えたい事柄を「見る」そして次に「声に出す」(以前述べた音声認識です)、そして書く。この手順を正しく踏んで、やっと70パーセント定着すると言われています。ここで注目してほしいのが、ここまでやっても100パーセントにはならないという点です。当然そのまま放置すると忘れていきます。そんな中、意外と知らない効果的な方法が、声に出すということです。自分の声に出したことは、他人が話すことを聞くことよりも脳や記憶への定着が良くなるとされています。もう少し具体的に説明すると、普段人と会話している時、相手の人の話す声は、空気を伝って皆さんの耳に入ります。一方、皆さんが自分自身で話す声は、自分の骨を伝って耳に入ります。つまり自分の声と、それ以外の音は、耳に入るまでのプロセスが異なっているんですね。動画や映像などで、自分の声を客観的に聞いたことがある人は多いと思います。「あれ?自分の声、なんか変に聞こえる」と感じたことがある人は多いのではないでしょうか。先に述べたように、普段は骨を伝って聞く自分の声に慣れているので、空気を伝って聞く自分の声と聞こえ方が違うように感じることは当然のことです。ここまで言えばお分かりでしょう。骨を伝って聞く声の方が記憶への定着に良いのです。より深く自分の発した声が、脳に刻まれます。全くの余談ですが、そういった事象もあるので実は弱音をはじめ、ネガティブなこともあまり声には出さない方いいんです。そうするとより深く脳に刻まれてしまい、余計に憂鬱な気持ちになってしまう可能性が高いからです。だから僕は自分の教え子や大切な身内にも、あまりネガティブなことは口に出さないようにアドバイスしています。

具体的な勉強の進め方

では本題です。ここまでで、効果的な勉強のやり方について説明したので、今度は順番です。暗記教科の学習を進める流れは、

  • いきなり問題を解く(1周目)
  • 答え合わせで自分が身についている問題と身についていない問題を分ける
  • 上記勉強方法で、身についていない問題を繰り返し練習して暗記
  • 最初に間違えた問題のみ、もう一通り解く(2周目)
  • もう一度全問一通り解く(3周目)

この流れが効果的で効率よく進められる一例です。ちなみに教材は学校のワークレベルで十分です。闇雲に多くの教材を準備し、どれも中途半端になってしまうことがないように注意して下さい。1教科あたり、教材は1冊あれば十分です。その教材を、上記方法で最低3周することを目標にして下さい。定期試験レベルであれば、この勉強方法で十分点数は取れます。

まとめ

本日は少し具体的に暗記教科の勉強方法について話しました。暗記教科は勉強というよりどちらかと言うと訓練に近いです。やり方さえ押さえれば全員必ずできるようになるジャンルですし、もちろん受験勉強に限らず資格試験の勉強など、あらゆる分野に応用できます。学力とは「学ぶ力」です。この学ぶ力が高ければ、大人になってもずっと役立つ武器になりますので、ぜひとも頑張って下さい。

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