学力とは「学ぶ力」!
もちろん人によって価値観や方法論が異なることもあるが、物事を身につける上で押さえるべき点は共通していることが多い。
前転ができないのにいきなり前宙の練習を行うことは無謀だし、算数の基本が身についていないのにいきなり数学をマスターすることは不可能に近い。
つまり何かをできるようにするには、闇雲に取り組むのではなく、できるようにするために考えて行動する必要がある。
練習は嘘をつかないという言葉があるが、頭を使って練習しないと平気で練習は嘘をつく。
今以上に不器用だった昔の自分はこのことを何度も痛感した。
そして、見出しタイトルにも書いたように、そのために必要なのは「学ぶ力」だと思っている。
大切なことは、学ぶ力を身につけること!
これまでも何度も触れてきたが、はっきり言って義務教育で課される学習の内容は、将来的に役立たないことが圧倒的に多い。
ここで大切なことは、義務教育で課される内容を身につけるために、学ぶ力を鍛えることにある。
義務教育で課される主要5教科は、それぞれ特性が全く違うため、同じ勉強のやり方で全教科を同水準でできるようにすることは難しい。
数学のように論理思考力を要する勉強法は、社会で用語を覚える際には不要だし、英語のリスニングはその他の教科では全くの不要と言ってよい。
しかし何か将来的に必要な資格やスキルを身につけるために、その分野の勉強を行う際、やはりこの義務教育を通じて「どうすれば身につけられるか」を試行錯誤しながら思春期を過ごすのと過ごさないのでは大きな違いが生まれる。
どんな分野であれ、考えて取り組んで「身につけられた」という経験そのものが大切だということだ。
壁を乗り越えるために考える解決策
しかしどれだけ頑張っても、どうしても理解できるようにならない、乗り越えられない壁に直面したという経験は誰しもがあるのではないだろうか。
僕も学生時代は数学が大の苦手だった。
計算や、教科書の例題レベルの応用問題であれば何とかできたが、模試レベルの発展問題となると、まるで手が出なかった。
どれだけ解説を読んでも全く理解できなかった。
そんな時によく助けてくれたのが、数学が好きで得意な友人だ。
そして分からないことはさっさと聞くことで、短時間で効率よく身につけられることが分かった。
もちろん独りで必死に考え、粘ったり足掻いたりすることも大切だ。
しかし何もかもそのやり方をとっていると時間がいくらあっても足りなくなる。
受験でも仕事でも、時間は有限で締め切りがあることがほとんどだ。
入試も入試当日までに合格できるだけの学力を身につけないと意味がない。
だから僕は今でも何事も疑問点が湧くと、割と早くに見切りをつけてその分野に詳しい人から教えを請うようにしている。
効率が非常に良いし、その分時間も有効に使えていいことがたくさんある。
学力を身につけば、物事をできるようにすることが楽しくなる!
これが本記事のまとめと言ってもよい。
学力が身について、正しいやり方を踏むことでできるようになることが増えることが分かると、楽しくなる。
逆に学力が身についていなければ何をやろうにも思うように身につかないので苦行になる。
学力はその人の人生を豊かにする大きな財産になる。
この財産を手に入れるために、一見不要と思える勉強に取り組んでみることも悪くないと思う。
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