src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-4532488125941757" 大切なことは信頼関係 | あつたろうの教育相談室

大切なことは信頼関係

「一生懸命訴えても生徒に思いが届かない」

「どれだけ言っても宿題をやって来てくれない。テスト勉強をしてきてくれない」

「自分の言葉が届かない」

一生懸命な若手な先生ほどこのような悩みがあるのではないでしょうか?

授業を上達させることに精一杯な時期ではあると思いますが、いくら練習を重ねても、上記のようなことに悩まされる方は少なくありません。

模擬授業などで練習した通りに進められないと、精神的にも苦しくなりますよね。

僕も最初はすごく悩みました。

そんな方に少しでも参考になれば幸いです!

授業が上手なだけではダメ!!

経験を重ね、努力をすれば授業は誰でも上手になります。

しかし単に授業が上手ければ、子どもたちの成績が勝手に伸びていくわけではありません。

授業の上手さの定義は、大人目線と子ども目線では全く異なるものです。

大人目線で見れば超一流の教師も、子ども目線で見れば、そうとは限らないのです。

仮に授業がどれだけ上手だとしても、子どもたちが集中して授業を聞いていなければどうでしょう。

全く意味がないですよね。

また、授業内容はある程度理解して帰っても、子どもたちがきちんと復習しなければ残念ながらきちんと身につきません。

優れた教師とは、「子どもたちにきちんと勉強させられる教師」です。

そしてきちんと勉強させるのに必要な要素はいくつかあるのですが、その中でも「子どもたちから信頼を得られる教師」は強いです。

「この先生が言うんだからちゃんとやろう」

「この先生についていこう」

こんな風に思わせることができる教師は、子どもの成績を伸ばす力にも長けています。

信頼を得るには?

しかし口にするほど信頼関係を作ることは簡単ではありません。

一朝一夕でできるものではなく、大切なことは「日々の積み重ね」です。

そしてその日々の積み重ねの中で意識することはたった一点だけです。

それは、「子どもに興味を持ち、子どものことをよく知る」ということです。

「生徒が自分のことを分かってくれない」と嘆く教師の多くは、それ以前にそもそも子どもたちのことで知っていることが少ないです。

自分のことをよく知らない人に心を開くことなんてできないですよね?

以下、チェックしてみて下さい。

□自分が担当しているクラスの生徒の名前を完璧に覚えていますか?

□そしてその生徒の顔と名前が一致しますか?

□生徒が通っている学校名を完璧に答えられますか?

□小学生であれば、どんな習い事をしているか知っていますか?

□中学生であれば、部活は何をしているか知っていますか?

これらはほんの一例で、しかも最低限の知識です。

まずこれらが答えられないなら、子どもたちに自分を分かってもらう以前の状態です。

生徒からの信頼が厚い教師は、これらのことは当たり前として、もっと踏み込んだ情報まで熟知しています。

通塾方法であったり、何人兄弟なのかであったり。

知っている情報が多ければ多いほど、話すネタが増えますよね。

すると自然と生徒との接触回数が増えます。

そして自分のことをよく知ってくれている教師には親近感が湧きます。

生徒にとって親しみやすい教師になり、子どもからどんどん話しかけてくれるようになれば、その時点で信頼関係の構築はかなり良い流れで進んでいます。

「信頼を得るには自分が相手のことをよく知ること」

これは生徒対応に限った話ではありません。

覚えておくといいでしょう。

保護者の願い

こうした生徒対応の背景には、必ずその子を想う親の存在があることを忘れないで下さい。

この記事を読んで下さっている方の中で、お子様がおられる方であればよく分かると思いますが、親にとって自分の子は命よりも大切な存在です。

私自身も自分に子どもが生まれるまではあまりピンときていませんでした。

もちろん子ども以外にも大切なものや人はいますが、自分の命に代えられるか、と聞かれれば、やはり悩んでしまいます。

しかし自分の子どもであれば、迷うことなく自分の命を差し出せる、それくらい大切な存在なのです。

そんな親が期待していることは、「どれだけ自分の子どもを見てくれているか」

ただそれだけです。

一生懸命指導にあたっても、その様子が保護者様に伝わらなければ意味がありません。

多感な思春期を迎えると少し話は変わりますが、多くの子どもは家の外であった出来事を親によく話します。

そんな中で、たとえば

「今日先生から褒めてもらえた」

「部活で疲れている自分を気遣って声をかけてくれた」

「明日の試合頑張れよって言ってくれた」

など、些細なことでも子どものことを知ってくれていると分かる会話のやりとりが見えると、保護者様も安心します。

子どもをよく見てくれていると、子どもの様子を通じて保護者様の信頼を勝ち取るきっかけにもなるのです。

そして指導している子どもの数だけその背後にその子を想う人の存在があることを意識していれば、一人ひとりの生徒と向き合う姿勢も変わるでしょう。

まとめ

今日は信頼関係を構築する上で大切なマインドについて話しました。

ぜひ授業外の時間帯で積極的に子どもとコミュニケーションをとり、子どものことをよく知って下さい。

もし可能な環境であれば、生徒に対して「生活アンケート」などをとってみることもオススメです。

項目の中に、ここまでで述べた、中学校名、部活、習い事、兄弟構成などを入れておけば、子どもの情報を収集する手間も省けます。

そのアンケートを基に面談などしてみても良いかもしれませんね。

小中学生という未熟な年代な子たちに、抜群に上手な授業だけで信頼を得ることは困難です。

信頼関係が強固になれば、必ず子どもはあなたについてきてくれます。

一つひとつの発言にしっかり耳を傾けてくれるようになります。

頑張りましょう!!

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