おはようございます。
以前の記事で、目標を持つことの大切さを書きました。
僕自身、教師として子どもたちのやる気や意欲を伸ばすにはどうしたら良いか、昔は様々な書籍を読みました。
教育本、自己啓発本、紹介すればきりがないですが、一つ気づいたことがあります。
それはどれだけの名著を読んだとしても、それをきちんと自分の中に落とし込み、自分自身がその書生内容の考え方や行動を実践できないと、非常に中身が薄くなってしまうという点です。
だから今でも書籍を読んで研究する時は、「共感できるか?」もしくは「良い意味で考え方が変わるか?」を重視して、読み進めるかどうかを判断します。
何かを成し遂げるには、目標設定と「主体性」が必要!
漠然と行きたい高校が見つかるとします。
しかし、「なぜその高校に行きたいのか?」と問うと、多くの生徒が答えに窮します。
出たとしても、単に「楽しそうだから」とか「先輩から楽しいと聞いたから」とか「入りたい部活動があるから」とか、それってその高校じゃなくても良いんじゃない?というような浅い理由が大半です。
しかし厳しい言い方をすると、このような浅はかな理由や考えでは、その高校に行きたい本気度は足りていないと言わざるをえません。
本気度が足りないと、シビアに目標と向き合うことはなかなかできません。
かといって、いきなり中身も充実した目標が簡単に見つかることはありません。
これが見出しタイトルにもつけた内容ですが、目標を見つけたら、その目標を掘り下げ深める「主体的」な行動が必須なのです。
主体的な考え方を身につける上で、今でもたまに読み返す書籍を紹介しておきます。
これは日本のFIRE第一人者である著者の本です。
まあ受験や勉強に特化している内容ではないですが、考え方自体が様々な場面で活かすことができます。
退路を断ち、自分を鼓舞する!
上記本は本当に学べることが非常に多いので、どんな年齢層の人にも読んでほしいのですが、特に共感したのが見だしの内容です。
人間、誰しも不安になったり落ち込んだり、本当に大丈夫なのか?と心配になることってありますよね。
失敗を恐れる人は多いです。
僕も昔はそうでした。
しかし失敗から学べないこは多々あります。
「失敗学」という言葉」もあるくらいですしね。
しかし失敗を恐れない行動には必ず心のどこかでブレーキがかかります。
突き抜けた努力をする前にやめてしまったり立ち止まったりする可能性が高まります。
退路を断つ方法の一つとしては、「壁に貼る」、「色んな人に目標を言う」など、気軽に実践できる方法が山のようにあります。
余談ですが、僕は喫煙をやめるために、上記のようなことを実践し、無事禁煙に成功しました。
これも公言しなければ、いくらでも自分に甘えられたと思います。
しかし自分の中だけでなく、他人にも自分の目標を知ってもらうことで、挫けそうな時に自分を鼓舞することができました。
目標を達成するためにどうすればいいのか教えてもらうことを待つのではなく、達成するためにどんな行動が必要なのか、自分自身で考えて行動することが大切です。
一見無茶難題と思えることも、やってみないと結果は分からない!
大阪の高校入試において、英検2級を取得していると、当日8割相当の点数に読み替えてもらえるという制度があります。
大阪の公立入試は1教科90点満点です。
つまり英検2級を持っている生徒は72点が約束されるということです。
一見するとこれはありがたく、大きな武器となることは事実ですが、英検2級を取得することは簡単なことではありません。
なねなら英検2級はレベルで言うと高校卒業程度で、中学生が取得するには一般的にかなり難しい難易度だからです。
僕も英検2級を取得したのは高校生の時でしたし、そもそも中学生の間に英検2級を取ろうなどと思ったこともありませんでした。
そしてこの記事を読んで下さっている方の中には、「そんなん取れるわけないやん!」と思った人もいるのではないでしょうか。
その感覚は当たっていると思います。
私も大阪がそのような制度を採用すると知った時は、「そんな上手く機能するのか?」と疑ったものです。
なぜなら当時の英検2級を取得している中学生の数は、大阪府全体の5パーセントにも満たなかったからです。
しかし実際今ではトップの北野高校合格者は、英検2級の取得率が90パーセント前後まで伸びています。
このレベルになると、英検2級を持っていて当たり前という世界です。
本当にすごい世の中になったものです。
ちなみにこの教材はかなりオススメなので、英検取得で何をやろうか悩んでいる人はぜひ使ってみて下さい。
はじめから無理だと決めつけるのではなく、入試に向けて重要な武器を手に入れてやろうと主体的な考え方を持つ子どもが増えている証拠だと思います。
非常に良い傾向ですね。
これはほんの一例で、難しいと思っていたけどやってみたら案外簡単にできた、などという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
少しでも興味があることなら、「できるかな?」ではなく、「とりあえずやってみよう」という考え方が良いと思います。
意外と簡単にできて、自分の才能や得意なことなど新たな一面を発見できるかもしれません。
仮にうまくいかなければ、うまく行く方法を考えるきっかけになるかもしれないし、本当に向いていないとしてもやってみたからこそ分かったことと解釈できます。
つまりどんな結果になったとしても、挑戦して損することは何もないのです。
まとめ
今日は主体的に考え、行動することの大切さを書きました。
この考え方は勉強に限らずどんなことにも応用できるし、子どもだけでなく大人も考えさせられる内容だと思います。
明るい人生を作るためにも、ぜひとも行動し、成長につなげていきたいですね。
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