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英語の基本は?

15年以上、小中学生を相手に英語教師をしていますが、英語や語学が得意という子もいれば、なぜここまで英語だけが苦手なのか、という子に分かれます。もちろん人には得意、不得意があるので一概には言えませんが、ざっくり分けると苦手な子の特徴は以下に大別できるように思います。

①単語を覚えていない。(そもそも覚えようともしていない)

②練習回数が足りていない。

③単語や文を音声認識できていない。

まず①についてです。もし英語が苦手な子がいたら、その子の語彙力に注目してください。まず間違いなく、その時点で身につけるべき英単語が正しく身についていません。例えば塾などの教育機関なら、毎回のように英単語のテストを行っている所も多いのではないでしょうか?英語が得意な子や、英語力が気にならない子はほぼ毎回のようにきっちり点数を取って来る子が多いでしょう。(もちろんサボる子もいますが・・・)そして苦手な子は、しっかり指導しなければほぼ点数がとれません。大半は覚える力ないのではなく、単にサボっているだけ。試験直前に急いでテスト範囲の英単語を眺めているだけ、という状態ではないでしょうか。英語も日本語同様言語なので、言葉が分からなければ当然力がつくはずもありません。文法事項で中1で学習する現在進行形を例にあげましょう。現在進行形を作る際の形は?be動詞+動詞のing形という簡単な公式です。では「今トムは英語を勉強しているところです」を英語に直す問題が出た際、上記公式が頭に入っていても、仮に「勉強する」studyという動詞を知らなければ、当然文を書くことができません。中1時の英語は基本的に最低限の文法知識、それこそ小学生低学年の算数の公式レベルさえ頭に入れていれば、後は単語力、語彙力が全てと言っても過言ではありません。逆に言えば、中1の間、仮に英語に苦手意識があったとしても、単語をきちんと覚え直すという愚直な勉強で、すぐに挽回が可能です。(逆に中2以降になると苦しくなってきます)

基本中の基本ですが、その都度覚えるべき英単語をきちんと覚えるだけで、後の英語力には大きな差が生まれます。もちろん単に覚えろ、というだけで覚えてくれるならこんなに楽なことはありません。勉強方法についてはまた別の機会に取り上げます。

次に②についてです。結局は①に連動するのですが、英語のような文系教科は絶対的に練習回数が物を言います。理系は得意だけど文系は苦手、逆に文系は得意だけど理系は苦手、といった子は本当に多いと思います。(ちなみに僕は完全に文系人間でした)特に理系が得意だけど文系は苦手という子の多くは、理系の勉強方法を文系教科に取り入れてしまっていることが多いです。例えば算数で三角形の面積を求める公式を習ったとします。底辺×高さ÷2ですよね。数値がどれだけ変わろうと、この公式は決して変わりません。この公式一つ覚えるだけで、基本的な問題であれば対応できます。発展問題も結局はこの基本的な公式をどのように使うのか、という問題なので、新しいことを覚える必要はないのですよね。つまり理系教科が得意な子は1の知識でそれを10にも100にも広げることが得意な子が多いのです。一方、文系教科はそういうわけにはいきません。リンゴappleという単語一つを覚えたら、オレンジorange、バナナbananaといった英単語も芋づる式に頭に入るというわけにはいかないですよね。一つひとうの単語を愚直に正確に覚えるしかありません。これは国語の漢字や社会の用語なんかも同じことが言えます。早い話、理系が得意な子の多くは、文系教科で必要となる勉強方法が嫌いで避けているだけなのです。逆に言えば、文系教科で必要となる何度も繰り返し書いて練習して覚える、という勉強方法を身につけるこちができれば、飛躍的に成績が上がる、というケースも珍しくはありません。間違えた問題は、最低でも3回はやり直しを徹底したいものです。

最後に③についてです。これも英語が苦手な子は驚くほど単語や文を読めません。小学生の時に、国語力は音読の流ちょうさで分かる、という言葉を聞いたことがある方はいるのではないでしょうか。英語もそれと似たところがあるのですが、そもそも発音できない英単語、音声認識できない英単語を正確に身につけることは不可能です。漢字で「強靱」という言葉があります。読み方は「きょうじん」ですね。しかし「きょうじん」という読み方が分からない人が、先の「強靱」という字を書けるようになるのは厳しいことは分かると思います。読み方が分からない英単語を身につけることができないというのも同じ理屈です。そのため、まず英語において書く力を身につけるには、読む、話す力が土台になります。もちろんここでの話す、とは、会話レベルではなくあくまで英単語や英文を発音できるレベル、という意味です。英単語などを覚える際は、まずは音声認識できるようにすることを意識して取り組めば、効率よく学習は進むはずです。

以上、今回は英語が苦手な子の特徴について話しました。多くは今回述べた3点に心あたりがある方が多いと思います。ぜひ参考にしてみてください。

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