勉強でも何でもそうですが、物事を行う上で大切なのは、「やる気」です。
まずこのやる気がないと、上達は絶対にありえません。
気持ちが入っていない状況で漫然と取り組んでも何も身につきません。
特に勉強でやる気を出すことは非常に大変です。
好きなことでも、なんだか今日は気乗りしないな、っていう時ありませんか?
人は好きなことでさえ、気乗りしない時があるのです。
それが勉強となるとなおさらですね。
なぜなら勉強が好きという人はほとんどいないからです。
好きでないことにやる気を維持するって想像以上に大変なことです。
今日はそんな時に少しでも前向きになれる対処法を紹介します。
好きなことを先にやるか、嫌いなことを先にやるか
ちなみに僕は先に好きなことをやるタイプです。
勉強を例にするなら、僕は昔から英語は得意で好きでした。
だからまずは好きな英語から始めてエンジンをかけていました。
逆だと絶対にダメでした。
僕は数学が苦手でしたが、難しい応用問題を始めようものなら途端に嫌になり、ベッドにダイブ!なんてしょっちゅうでした笑
好きな教科の勉強にまず熱中することで、勉強モードに入ることが非常に効果的でした。
これは仕事でも実践しています。
苦手なこと、面倒なことを先にやるのではなく、比較的得意で手早くできることを先に行い、集中した仕事モードに入ります。
その後苦手なことや嫌いなことをやると、非常に効率がいいんです。
勉強や仕事のように、「やらなければならないこと」をやる時は、必ず好きなことや得意なことからスタートすることをルーティンにしています。
しかしこれは万人に当てはまる手法ではありません。
中には嫌いなことや苦手なことを先にやり、好きなことや得意なことを「ご褒美」のような感覚で残しておく方が好きという人もいます。
これはどちらでも良いと思います。
自分に合う方を選択すれば良いと思います。
ただ、僕の経験上、腰が重く、スイッチが入るのが遅いタイプの人は僕のように好きなことや得意なことから始めた方がうまくいく可能性が高いような気がします笑
このように、啓発書などには「こうすればよい」ということがたくさん書かれていますが、その全てを鵜呑みにする必要はないと思います。
これは自分に当てはまりそうだ、とか、真似してみたいな、という方法論や情報だけ掻い摘まめば良いでしょう。
制限時間を設ける!
これはかなりオススメです。
例えば「一日○時間勉強する」というような目標はあまりよろしくありません。
この目標の立て方だと、目標として決めた時間勉強することが目的となり、肝心の中身、質の部分が二の次になってしまうからです。
仮に2時間勉強することを目標にすれば、集中して2時間過ごしても、だらだらして2時間過ごしても、2時間勉強するという目標は達成できたことになってしまいます。
長時間机に向かっている割に成績があまり伸びないという人は、大体この罠に落ちています。
そこでオススメしたいのが、「制限時間を設ける」という手法です。
例えば数学で宿題が2ページ課されたとしましょう。
宿題をする前に、大体でかまわないので普通に行えばどれくらい時間がかかるかを考えてみて下さい。
仮に1時間かかりそうなら、その時間をもう少し短くしてみて下さい。
45分に設定してみましょう。
普通に行えば1時間かかることを、45分でやろうと思うとかなり厳しいですよね。
それでいいのです。
2時間勉強することを目標にしている時は、時計を見るたび、「目標の2時間までまだ○○分も残っている」という感覚だったのが、時間制限を設ければ、「目標の45分まであと○○分しか残っていない」という感覚に変わるのです。
仕事でも必ず締め切りがあると思います。
完全に余談ですが、できる上司は必ず部下に仕事を任せる時に締め切りを設けます。
締め切りがないと、だらだら漫然とこなすだけになるに決まっているからです。
逆に言えば、人は締め切りやノルマがあるからこそよりシビアに集中して頑張れるのです。
これを勉強に応用するわけです。
やったことがない人はぜひ実践してみて下さい。驚くほど取り組む姿勢が変わると思いますよ!!
時間に追われる感覚を身につければ本番にも強くなる!
生徒や保護者からよく相談を受ける内容の一つに、「家でやっている時には問題なく解けるのに、試験本番になるとなぜか解けない」というものがあります。
では家庭で学習する時と、実際試験を受ける時の大きな違いはなんでしょうか?
一つは「緊張感」、そしてそれ以上に大きいのが、「制限時間の有無」です。
上述通り、ほとんどの生徒は時間に追われる感覚で勉強に臨んでいません。
強いて言えば部活で忙しい生徒が次の宿題提出を間に合わせるために時間に追われる、なんてことはあるでしょうが、それは少し種類が違います。
仮に家庭学習の際に難問が出たとしても、その問題を解くのにかかる時間を気にすることはないですよね?
なんなら時間がかかった分だけ自分によく頑張った、なんて褒めてやりたくなるくらいではないでしょうか笑
しかし試験本番になるとそういうわけにはいきません。
仮に苦労して難問を解けた後、残り時間はあと5分しかない!しかもまだ大問まるまる一つ残っている、なんて事もありえるわけです。
これでは残念ながら点数は上がりませんよね。
しかし日頃から制限時間を設けている生徒は、試験の時も同じように時間を意識して問題に取り組む癖がついているので、こうした罠にかかることがありません。
このタイムマネジメントの習慣は社会に出てからも非常に大切なスキルになるので、常に意識してほしいですね。
まとめ
本日の内容をまとめると大きく2点です。
「好きなことから始めるか、嫌いなことから始めるか、自分はどっちの方がやる気がでるタイプかの見極め」、そして「制限時間を設けて取り組む」ことです。
この2点を意識して取り組むだけで、必ず今までとは違った意欲と集中力で臨めるはずです。
ぜひとも今日から実践してみて下さい。
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