src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-4532488125941757" 思考力 考える力 指導力 発問 教師 授業力 自己研鑽  | あつたろうの教育相談室

【教育者必見!】教えすぎるとかえって子どもの考える力の阻害となる!

主体的な姿勢で授業に臨ませるために必要なこと

子どもに教える時、ついやってしまいがちなのは、子どもがきちんと理解できるようにと丁寧に分かりやすさを意識して指導するあまり、子どもに考えさせるという観点が抜けてしまうことです。

しかしどれだけ分かりやすい教え方であったとしても、教師が一方的に語るだけの一方通行の授業では、まず集中力が持ちません。

結果として聞き流してしまうことが増え、全く考えずに聞くだけになってしまい、芯から理解できない可能性が高まります。

そこで、子どもたちにきちんと理解させるために必要なことが見だしの「主体的に」授業を受けさせること。

そのために必要なことは、随所に子どもの思考を促す問いや質問を入れ、子ども自身が理解できたという達成感を持たせる仕組みをどれだけ組み込めるかです。

思考を促す発問の一例

理数系の科目の場合、発問そのものが思考を促す内容のことが多いと思いますが、意外と難しいのは文系教科ですね。

特に社会は暗記教科と子どもたちも捉えがちなので、知っているか知らないかを問う発問ばかりになる可能性が高まります。

例えば

「日本の首都はどこですか?」

と聞かれれば、答えは一つですよね。

東京と知っていれば答えられるし、知らなければ答えられません。

これは単に知識を問う問題なので、子どもの思考を促す発問ではありません。

しかし、ここで「じゃあなんで東京が首都になったと思う?」

と聞いてみるとどうでしょう?

読者の皆さんの中でも一瞬考えた人がいるのではないでしょうか。

この質問に変えると、東京と分かっていた生徒も頭の中で考えます。

この物事に対して「なぜ?」を考えさせるのが、思考を促す発問の代表例です。

英語でもこのような発問を作ることが可能です。

例えば冠詞のa/anについて教える時です。

基本はa pen, a bookのように、数えられる名詞の前にはaをつけることが多いですが、eggやappleの前だとanになります。

これもいきなり「母音から始まる単語の前は、aではなくanになる」と指導することも可能ですが、少し工夫するだけで、思考を促す発問に変えられます。

「普段はaがつくのに、eggやappleの前はanになる。これなんでやと思う?anがつく単語にはある共通点があるんやけど、それがヒントです」

これが教えすぎるのではなく、考えさせて子どもたちに答えを導きさせる手法の一つです。

「答えは母音から始まる単語の前」だからですね。

こういう発問の仕方に変えれば、子どもたちは必死に考えるし、理解も深まります。

教師が自分の指導する科目の知識を深めることも大切!

上記の質問をさらに掘り下げます。

「じゃあ、なんで母音の前はaではなく、anになると思う?」

知識があれば、暗記すればすむだけの簡単な問題も、ここまで広げることができます。

さあ、英語の先生は分かったでしょうか?笑

これは非常に単純で、「その方が発音しやすいから」という非常にシンプルな答えです。

実際a appleと早口で発音してみて下さい。めちゃくちゃ発音しにくいですよね笑

その前にnを挟んでan appleと声に出してみると、とても発音しやすいですね。

さらに知識があれば、「じゃあこのanはどこから来たと思う?ヒントは音がよく似ているみんながよく知っている単語だよ。」

などとさらに広げることができますね。(ちなみに答えはoneです。発音がよく似ていますよね)

このように子どもの思考を促す発問をするためには、教師が教える科目、内容について中途半端な知識でいてはいけません。

絶えず教師も知識を深める自己研鑽が欠かせません。

発問時は、必ず発問をした後に子どもを当てる!

さらにせっかくの発問は、当てるタイミングが非常に大切です。

例えば次のような発問の仕方はよろしくありません。

「田中、日本で一番高い山は何?」

この発問のよくないところは、先に当てる生徒の名前を言ってしまっているところです。

この場合、先に当てられた田中くん以外は考えなくなります。

「自分が当たらなくてよかった。。。」と安心して終了です笑

そうではなく、

「日本で一番高い山は何?さあ、だれを当てようかな。。(少し間を置いて)じゃあ田中!」

このような聞き方にすれば、誰が当たるか分からない緊張感を生むことができます。

これが非常に大切なのです。

いつも誰に当たるか分からない適度な緊張感を持たせることで、限られた授業時間を子どもたちも集中を切らすことなく臨むことができるようになります。

まとめ

いかがでしたか?自分の授業を振り返り、教師が一方的に説明することが多い授業になっていないか、見直してみることが大切です。

どれだけ説明が上手になっても、それを聞かせるだけではなかなか期待するほどの理解をさせることはできません。

この思考を促す発問、「なぜ?」を考えさせる発問を効果的に取り入れることで、子どもが主体的に臨める授業展開を心がけたいですね。

そしてそれらをより効果的なものにするためにも、タイミングも非常に大切だということです。

早速自分の授業に取り入れてみて下さいね。

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