src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-4532488125941757" 【まずはこれだけ!】気づきの能力を上げるシンプルな練習方法! | あつたろうの教育相談室

【まずはこれだけ!】気づきの能力を上げるシンプルな練習方法!

若手の頃、教師に必要な素養の一つに「アンテナの高さ」があるとずっと言われていました。

簡単に言えば、「気づく力」です。

思春期を迎える小中学生は、様々な悩みを持ちます。

勉強だけではなく、友人関係や部活のことなど、大人からすれば「そんなことでなぜ悩む?」というような内容も含め、細かい悩みも含めればきりがありません。

実際僕もすごく記憶に残っているのが中学1年生の頃の出来事です。

その当時の僕は偏頭痛持ちで、しょっちゅう頭が痛くなるだけでなく、ひどい時は目の奥まで痛くなることがありました。

偏頭痛持ちにはよくあることだとあとで知って安心したのですが、当時はとんでもない病に自分はかかっているのではないか。このまま目が見えなくなってしまうのではないかなど、とにかく不安でいっぱいで、ベッドの中によく潜り込んで悩んでいました。

今思えばかわいいと思うのですが、本当にこんなことで?というような内容も含め、たくさんのことに縛られるのが思春期の特徴なのかなあと、たくさんの生徒と接していて感じます。

「今日は生徒の様子が何かいつもと違う」「雰囲気が少しおかしい」「何か違和感がある」

日常的にこのような機微に気付けるかどうかという点は、教師として非常に大切な素養の一つです。

しかしこの点が甘い教師は非常に多いです。

不躾ですが、保護者の方にも学校の先生などをはじめ、あまり子どものことを見てもらえていないな、と感じた経験はおありではないでしょうか。

気づきの力を上げる訓練や指導を受ける機会はない!

それもそのはずです。

なぜならこのようなアンテナを上げるような訓練や指導を受ける機会はほぼないからです。

このような点の重要性に気付き、磨く視点がなければ、そもそも鍛えようがありません。

そういう意味で、この点の重要性を教えてくれる上長に出会えた自分は幸せ者だと感じます。

しかし学ぶ機会がないからといって放置していい問題でもありません。

自ら学びましょう!アンテナ感度を磨くことは、それほど難しいことではありません。

自分の中でテーマを決め、そのことだけを集中して観察する!

今、皆さんがいる場所の周りで、「赤色」のものを10個探して下さい。

こう問われるとどうでしょう?

赤色のものだけを集中して探しますよね?

そしてこのような視点を持って回りを見渡すと、「あ、これ赤かったんだ」と、それまで気にも留めていなかったものが赤色だったことにも気づきます。

これは難しくないですよね。

これを指導内容にも活かすのです。

例えば僕は自分の部下や後輩に、不慣れな段階で必ずこのような指示を出します。

「今日の授業で、最低3人の生徒の授業中の良かったところと悪かったところを3つ見つけなさい」

この「3」という数字はマジック3と呼ばれる数字でもあるのですが、不慣れな段階ではちょうどよいくらいの数だと思います。

このような指示を出すと、授業を淡々とこなすだけではなくなり、この指示された「3」を見つけるために、生徒をしっかり見ようという気持ちにさせられます。

数字だけでは限界がある時は、生徒の様子、行動に目を向ける!

基本的に数値で表される事柄については善し悪しの判断が簡単です。

たとえば小テストを行い、合格点が8割だとして、その8割を突破した生徒は「良かったところ」としてカウント。逆に未達だった生徒は「悪かったところ」としてカウント。みたいな感じです。

しかし一つの授業の中でこのように数値化されるものはそう多くはありません。

これでは良いところ、悪いところ合わせて6つも見つけることはできない、なんてことになりかねません。

そんな時は、見出しの生徒の様子や行動に注目。

姿勢がとても綺麗な生徒、字が丁寧な生徒、教師が言っている言葉をメモする生徒。

逆にすぐに集中力が切れて、よそ見をする生徒、手遊びをする生徒、眠りかける生徒。

色んな発見があるはずです。

このようなテーマを決めて、生徒のしぐさを観察する視点を持って日々の授業に臨めば、確実に気づきの力は上がっていきます。


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まとめ

このように、気づきの能力は正しくトレーニングすれば誰でも習得可能ですし、スキルも向上させられます。

いきなり子ども相手にテーマを決めることが難しければ、最初に出した例のように、赤色のものを探すとかでもいいと思います。

気づきの力とは言い方を変えると、色んなことに興味を持つことでもあります。

そもそも生徒に対して興味がなかったり、無関心であったりするなら、そのあたりの意識を変えてみる発想を持つとよいかもしれませんね。

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